食事療法

食事療法について

毎日摂取する食物によって体質を改善することを目的とした療法です。

がん食事療法

がん食事療法

主な食事療法の種類

ゲルソン療法
ドイツの医学博士マックス・ゲルソンが開発した食事療法です。ゲルソン療法では、がんの原因となる食品を排除し、自然の食物の持つ様々な栄養素をバランスよく摂取することによって人間が本来持っている身体の機能を高め、病気を排除しようとするものです。人間の持つ自然治癒力を高めることを目的としています。
そのため、がんばかりでなく高血圧、肝炎、血栓症、腎臓病、痛風などの病気において、 効果を発揮した実例があるとされています。

[ゲルソン療法6つの基本]

  1. 無塩食
  2. 油脂類と動物性タンパクの制限
  3. 大量かつ多種類の野菜ジュース
  4. コーヒー浣腸
  5. アルコール、カフェイン、たばこ、精製された砂糖、人工的食品添加物などの禁止
  6. 芋類、未精白の麦類、玄米、胚芽米、全粒粉などの炭水化物、豆類、新鮮な野菜や果物(国産)、乾燥プルーンなどを中心とした食事。

星野式ゲルソン療法
医師である星野仁彦氏が自らがんを発症したときに、ゲルソン療法を実践し再発を予防することができた経験から、簡略版ゲルソン療法として紹介しています。

[星野式ゲルソン療法5つの基本]

  1. 無塩食
  2. 油脂類と動物性タンパクの制限(摂取できる油:亜麻仁油、エゴマ油などのオメガ3脂肪酸とオリーブ油などの単価不飽和脂肪酸)
  3. 大量かつ多種類の野菜ジュース(人参、青汁ジュースなど、1日2000~3000mlのジュースを数回に分けて飲む)
  4. アルコール、カフェイン、たばこ、精製された砂糖、人工的食品添加物などの禁止
  5. 芋類、未精白の穀類(玄米、胚芽米、全粒粉)などの炭水化物、豆類、新鮮な野菜や果物(国産)、堅果類(クルミ、ナッツ、アーモンドなど)、海草類を中心とした食事。
  6. 以上の他、ケースのよって、コーヒー浣腸、甲状腺ホルモンまたはヨード製剤、肝臓酵素製剤、カリウム剤などを用いる。

済陽式食事療法
医師である済陽高穂氏により提唱されている食事療法。がんは現代の複雑な食生活が招いた慢性代謝病であるという考えから、食事を改善して代謝を正常に戻し、免疫力を高めてがん体質を変えます。また、この治療法は三大療法(手術、抗ガン剤治療、放射線治療)との併用が前提となっています。

[済陽式食事療法2つ基本]

  1. 塩分を控える
  2. 肉食中心の食事をやめ、未精白の穀物とたっぷりの野菜や果物をとる

マクロビオティック
桜沢如一氏が「無双原理」として確立し、世界に広めた食事療法です。海外からの逆輸入で「マクロビオティック」として知られるようになったが、もとは日本古来の「玄米正食」という食事法がベースになっています。マクロビオティックは食事法としてだけでなく、無双原理は自然科学や化学、医学、哲学などすべての分野を網羅した包括的な学問ともいえます。

[マクロビオティック4つ基本]

  1. 穀物菜食と自然食
    地方特産の穀物(米を中心に、そばや麦、ひえ、あわ、きびなど)を5として、副食は旬の野菜や海草が3~4、魚介類が中心の動物性食品は1~2という割合で食べるのが目安
  2. 一物全体
    生物はそれぞれそのもの全体で生命バランスが保たれているという考えから、穀物も野菜も魚も丸ごと食べることを良しとしています。
  3. 身土不二
    環境と生命(いのち)は一体。生命現象は、その環境が生み出します。身近な季節・風土から自然に生まれるものを食すことが、体に最も無理がなく適しているという考え方です。
  4. 陰陽調和
    野菜は、地表面を基準とすると、上に向かって伸びる遠心力をもつ葉菜類や果物は陰性で、身体を冷やし組織をゆるめます。逆に、下に向かって伸びる求心力をもつ根菜類は陽性で、身体を温め組織を引き締めるなどの性質に違いがあるとし、それぞれを体調にあわせて食します。